こんにちは、温泉に入るために生きているぴよこです。
温泉旅行をしているとつい温泉以外のレジャーを忘れがちになります。
お気に入りで何度も行っているのに温泉以外ほとんど知らない、ということもしばしば。
そろそろ定番の観光もしてみようと思い何度目かの別府旅行で地獄めぐりをしました。
ここでは別府地獄めぐりの
- 基本情報
- 各地獄の特徴
- グルメやお土産
- 効率のいいまわり方
などをお話します。
時間がなくて全部はまわれない方はどこを選ぶか、すべて見たい方はどうまわるといいのか、など参考にしていただければ、と思います。
目次
別府地獄めぐりの基本情報
別府に地獄はいくつかありますが、今回は別府地獄組合に加入している共通観覧券が利用できる地獄を基本にお話しします。
どんな地獄があるの?
共通観覧券でまわれる地獄は7つあります。
- 海地獄(国指定名勝)
- 鬼石坊主地獄
- かまど地獄
- 鬼山地獄
- 白池地獄 (国指定名勝)
- 血の池地獄 (国指定名勝)
- 龍巻地獄 (国指定名勝)
の7つです。
アクセスと駐車場
地獄めぐりの中心地は別府の鉄輪(かんなわ)温泉になります。鉄輪温泉へのアクセスは
- 車の場合:大分自動車道 別府IC から右折し、県道11号を鉄輪温泉方面に約5分。国道10号線からは別府国際観光港近くの交差点を国道500号線(九州横断道路)へ入り約10分です。
- 電車・バス:JR別府駅西口から亀の井バス鉄輪行きで20分、海地獄前 もしくは鉄輪で下車、徒歩1分
鉄輪から血の池地獄は16番のバスで血の池地獄前で下車
駐車場は各地獄付近にありどこも無料です。
営業時間と料金
営業時間は 8:00から17:00 年中無休です。
料金は 各地獄 大人400円ですが、全てまわれる共通観覧券がお得です。
共通観覧券の料金は、
大人 2,000円、高校生1,350円、中学生 1,000円、小学生 900円
になっています。団体割引や障がい者割引もあります
また、別府地獄組合のホームページに、10%割引チケットも載っていますのでぜひ利用してください。
別府地獄めぐりのおすすめルート
まわり方に順序やルールはありません。好きなようにまわればいいのですが、私なりにおすすめはあります。
地獄は大きく2つのブロックに分かれています。鉄輪温泉付近に5つ。そこから3㎞ほどのところに2つ。
離れた2つは隣どうしに並んでいますので車を停めたら歩いて移動できます。 こちらを見学したのちに鉄輪温泉へ。
鉄輪温泉付近の5つの地獄は多少離れていますが歩いてまわれます。
こちらではまず一番西にあるの海地獄から順にまわり最後に白池地獄へ。
白池地獄は鉄輪温泉街の中にあるので、近くに飲食店やお土産屋があります。
歩いて疲れたら足蒸し湯もありますし、カフェで休憩もできます。お土産も最後に買えば地獄めぐりの間荷物を持って歩かなくてもすみます。
もう一つ、注意点ですが、ゴールデンウィークやお盆などは駐車場に入る車で渋滞が起こります。時間に余裕をもって行くほうがいいでしょう。
地獄へ行くための渋滞・・・なんだか面白いですね。
別府地獄めぐりの各地獄の特徴とおすすめのグルメとお土産
では、地獄めぐりを始めましょう。先ほどお話した順序でご紹介します。
血の池地獄
血の池と龍巻地獄は鉄輪から少し離れたところにあります。
血の池地獄は一番有名な地獄だと思います。名前くらいはご存知の方も多いのでは?
名前の通り赤い温泉ですが、これはお湯が赤いのではなくて酸化鉄などを含んだ赤い泥が噴出しているため赤くみえるのだそうです。
熱泥が堆積しているためはっきりした深さはわからないとのことで、底なし沼のようで、落ちたら・・・と思うと背筋がぞわぞわします。
ここのおすすめお土産の入浴剤、「赤湯泉」はお湯に入れると薄い赤色になり地獄のお風呂に入った気分が味わえます。
龍巻地獄
竜巻地獄では間欠泉を見ることができます。
一度吹き出すとしばらく待たなければならないのでタイミングが悪いと待ち時間がけっこうあります。私は15分ほど待ちました。
だいたい30~40分おきに吹き出すそうです。30mほどの高さに吹き出すとのことですが間欠泉の上には岩でできた屋根があり高さは体感できず残念です。
しかし、吹き出す勢いは強くて、うわっ!とのけぞってしまいました。
龍巻地獄にはジェラートショップがあり、みかんの生搾りジュースやジェラートが食べられるので待ち時間にどうでしょうか。
海地獄
海地獄は青い温泉の池があります。海の青とは少し違う色ですがとてもきれいな青(コバルトブルーと表現されています)です。
ここには赤い色の赤池地獄や、温泉を利用してオオオニバスの栽培もしていて見ることができます。一番おおきくなる夏には、子供をハスの葉の上に乗せるイベントもあります。
ここでは青い温泉池で茹でた茹で卵が食べられます。他の地獄では温泉蒸気を利用した地獄蒸し卵があるので食べ比べてみてはいかがでしょうか。
私は地獄蒸し卵が大好きです。長時間蒸した卵は燻製のような味がしていい香りがします。
ほかには温泉の蒸気で蒸した一口大の極楽饅頭も人気です。
鬼石坊主地獄
坊主地獄って?なかなかイメージわきませんよね。

泥の中からお湯が沸くときにボコっと丸く膨らむ状態を坊主頭に見立ててこのような名前になったそうです。
あちこちでボコッ!ボコッ!となっていて、何かが生まれてきそうに見えます。
私はここが一番地獄感を感じました。
ここには立ち寄り入浴ができる 鬼石の湯(別料金)があります。貸切風呂もあるのでご家族でお風呂を楽しんでみてはどうでしょうか。
かまど地獄
ここが一番バラエティーに富んだ楽しみ方ができるところです。
温泉の蒸気で実験できるコーナーや足の岩盤浴、のど・肌の湯、飲泉など見るだけでなく体験できる地獄です。
かまど地獄には年に数回色の変わる不思議な温泉池がありますが、理由はわからないそうです。そう聞くともう一度来て違う色もみてみたいと思いました。
ここでの売店で売っている赤鬼ソフトはバニラソフトに唐辛子をかけたものです。
ソフトクリームの効果であまり辛さは感じませんでした。おいしかったです。
鬼山地獄
鬼山地獄では温泉を利用して約70頭のワニが飼育されています。
ここの目玉は3代目のイチロウ君。体長4m、体重500㎏の大きさです。

毎週 水・土・日に餌やりを見ることができます。
餌やりのことは知らなかったのですが、行ったときはちょうど餌やりの時間少し前でした。
飼育員さんが柵の上から肉を見せるとワニが寄ってきて、グウゥーっと背伸びするような感じになります。
肉を食べるところは迫力がありカッコよかったです。
白池地獄
ここは乳白色のお湯です。日本庭園の中に温泉池が作られています。
中には熱帯魚の展示もあり、大きなピラルクもいてちょっと怖かったです。
飼育には温泉熱を利用しているとのことです。
まとめ
今回は別府地獄めぐりの各地獄を一つずつ紹介させていただきました。
行く前は正直あまり期待していなかったのですが、体験型の地獄もあり、ワニもあり、おいしいものもあり、と思いのほかとても楽しめました 。
たくさん歩くのでとてもいい運動になりますし、おなかが空くので宿の夕食の楽しみも大きくなります。
ぜひすべての地獄をまわって、そのあとで温泉とおいしい夕食の極楽を味わって旅行の思い出にしてください。